2012年11月21日水曜日

フランス語 こぼれ話

フランス語を学んでいる方、または語学にちょっと興味のある方向けに書きました。



写真少ないよ!

でも いくよ!!  





その昔 Benoît ブノワ というお友達とカフェでお茶しながら ふとわいた疑問を口にしました。

「どうしてBenoîtのîには petit chapeau (小さな帽子) ^ がついてるの?」


*ちなみにこのブノワくんは俳優のブノワ・マジメルとは関係ありません。残念ながら。


しかし、ほれぼれするような美男子ですね。



話がズレましたね。





この ^ は accent circonflexe (アクサン・シルコンフレックス) と呼ばれていますが
フランス人は愛称的に petit chapeau (小さな帽子) と呼んだりします。




しかしながらこのアクセント、発音に影響を与えないので、はっきり言って無くてもいいんじゃないかって気もしますし、書くのが面倒だし、うっかり付け忘れたりしがちです。
外国人にとりちょっと厄介なプチ・シャポーです。




とはいえ
付き合っていくしかないのが現実。





そういうわけで この可愛いくも小憎らしい帽子は、あちこちについています。


たとえば
病院 hôpital
城 château
島 île
海岸 côte

などなど



さてここでもしあなたがこの ^ のある法則に気づいたら語学の天才かも



さて何でしょう












わかるかな??



















じゃあ英語で書いてみようか

病院 hôpital    hospital
城 château                castle
島 île                        island
海岸 côte                 coast



共通項わかった?


ちっくたっくちっくたっく・・・・・






たびたびすいません、ブノワ・マジメルです。






えっ  まだわからない?





じゃあもうちょっとヒント。

お祭り fête               festival
回廊 cloître              cloister
牡蠣 huître               oyster









わかったかな w



英語に直すと、^のついてる母音のあとに全部 s がついてるでしょう?

古くは、 ^ がなく、s を表記していたようです。
私もフランスのどこかの美術館で、古い絵を見たとき、château じゃなくて chasteauって書かれてるのを発見したとき「ほんとだーーーー!!!」って感動したよ!!


レディー・ガガもきっとびっくり





もっと言うと英語だけじゃなくてイタリア語とかスペイン語とかでも、s が残っているのです。
なぜ仏語だけ独自の進化 s → ^ を遂げたのかしら。
イタリア語も加えました

病院 hôpital    hospital     ospedale
城     château          castle                castello
島     île                  island                 isola
海岸 côte               coast                  costa

というわけで、^ はあってもなくても、発音は同じだし、なんだか面倒くさい!!!
って思わずに、意外と興味深いヤツなんだな~~~


なんて思っていただけたら 仏語が嫌いにならずに済むかもしれない。




ではまたね。

ちゅ

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